相棒4第9話「冤罪」ネタバレ 一色彩子(=一色采子)出演

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相棒season4相棒シリーズ

相棒4第9話「冤罪」ネタバレ

相棒シーズン4第9話「冤罪」基本情報
放送日サブタイトル脚本監督視聴率
2005/12/07冤罪櫻井武晴和泉聖治12.0%

相棒4第9話「冤罪」ネタバレ © テレビ朝日/東映

公式風あらすじ(ネタバレなし)

透き通ったガラス製の大きな灰皿の表面を、したたり落ちる鮮血。 ぼうぜんと死体をみつめていた女は夜道をあてどなく歩き、いつしか辿りついた緑川署にふらふらと入っていく。 手にした異様なモノに反応した警官(山路誠)が声をかけた。
「ちょっと、あんた! 何もってんだ!?」
「あたし、人を殺しました…」
出頭したのは篠宮ゆかり(青山知可子)。 かつて内縁関係にあった青木由紀男(平井賢治)を、金銭トラブルから現場にあった灰皿で頭部を一撃し、死に至らしめたと供述する。

成り行き上、捜査は緑川署の担当となり、当番だった安城雄二(中村育二)が送検するそうだ。 やっかむ伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)。
「おひさしぶりです」
エレベーターから降りてきた女性(一色彩子)が安城にあいさつした。
「たしか、東京地検の室園検事」
「でもいまは…」
自身の胸の弁護士バッジをちらり見ていった。
「私の依頼人、篠宮ゆかりさんに接見させてください」



相棒4第9話「冤罪」ネタバレ

相棒シーズン4第9話「冤罪」ネタバレ
被害者手口犯人
青木由紀男撲殺篠宮ゆかり
金子祐介強盗殺人篠宮彬(冤罪)
金子祐介強盗殺人青木由紀男
青木由紀男殺人教唆安城雄二(冤罪?)
青木由紀男殺人教唆室園悦子(冤罪?)

相棒シーズン4第9話「冤罪」ゲスト
役名キャスト説明
室園悦子一色彩子元検事の弁護士
安城雄二中村育二緑川署の警部補
篠宮ゆかり青山知可子緑川署に出頭
曽根崎真鷲尾功担当検事
青木由紀男平井賢治20年前の真犯人
篠宮彬外川貴博ゆかりの兄
須永慶会見司会した検察官
金子祐介岡けんじ20年前の被害者
浅沼晋平裁判長
山路誠出頭したゆかりに
声をかけた緑川署員
あだち実
竹内和彦裁判内容を社に連絡
池田尚子

相棒4第9話「冤罪」ネタバレ あらすじ

被害者・青木の部屋で畳についた染みを手がかりに、その下に隠された牛革の財布をみつけた右京(水谷豊)と亀山(寺脇康文)。 いったい誰のものなのか?

意外な事実が判明する。 篠宮ゆかりの兄・篠宮彬(外川貴博)が20年前に殺人罪で有罪となり、拘置所で死んでいた。 状況証拠は不利なうえに自白もしていたものの、彬は公判で否認したという。

さらに驚愕のスクープ記事。 20年前、彬を送検したのは安城、起訴したのは室園だった。

牛革財布には三人の指紋がついていた。 20年前の被害者・金子(岡けんじ)、今回の被害者・青木、そしてもう一人。 右京が推理する。 この財布の持ち主は金子、そして金子を殺した真犯人こそ青木、と。

米沢(六角精児)の追加鑑定により、残る指紋が室園のものだとわかった。

右京がさらに推理を展開する。

青木は20年前の事件が時効になっていることを盾に、金子の財布を室園につきつけ金を要求した。 冤罪をキャリアの汚点とかんがえた室園が安城に相談。 二人が結託し、篠宮ゆかりを利用して青木の謀殺を図る。

そして安城がゆかりに告げた。 ゆかりの兄は冤罪であり、真犯人は青木。 じぶんのいる緑川署に自首すれば殺人ではなく傷害致死にしてやる。 弁護は室園が引きうける、と。

ゆかりの事件の異常な迅速さ、すぐさま弁護人がついて送検されたこと、しかも罪状が殺人罪でなかったことも、これで首肯できる。

室園を問い詰めると、青木から真犯人である告白をうけ、金銭を要求されたことを認めた。 だがきっぱりと断り、当時できる限りのことをした結果として生み出してしまった冤罪は恥じてはいないという。

これまでのいきさつと推理を、担当検事である曽根崎(鷲尾功)につたえた右京。

予想通り、篠宮ゆかりが供述を翻した。 兄の復讐殺人であることが明らかになり、警察内部に衝撃が走る。

東京地検に会見をひらかせ、殺人罪での起訴を発表することで事態の収拾をはかる官房長の小野田(岸部一徳)。

いっぽう篠宮ゆかりは、青木が真犯人であることを青木からきいたと自供しているらしい。 安城と室園をかばったかにみえるこの行動のねらいは?

ゆかりの裁判が始まった。 裁判長が起訴内容について尋ねると…

「1つだけ違います。 私が青木を20年前の犯人だと知ったのは、あの刑事さんに教えてもらったからです」
ふり返って傍聴席の安城を指さした。 ざわめく場内。
「青木を殺しても、傷害致死で送検してやるといってくれました。 弁護士の先生もそのとき一緒にいました。 裁判でかならず執行猶予をつけるっていってくれたんですよね」
報道記者たちが飛び出してゆく。

じつは安城と室園の殺人教唆について、証拠は何一つなかった。 しかしセンセーショナルな証言を法廷で暴露することによって、あたかもそれが事実であるかのように印象づけた策士ゆかり。 手玉にとられていたのは安城と室園だった。

右京がつぶやく。
「とうとう吹きこぼれました」
小野田も自室でひとりごちた。
「どうやら火元が違っていたようですねぇ」

まとめ

20年前に逮捕されて死んだ兄の冤罪を知った篠宮ゆかりが、うらみを晴らすため真犯人の青木を殺し、さらには捜査陣の安城と室園を殺人教唆の罪(事実かどうか不明)に陥れた事件。

力をもつもの(警察官・弁護士)が自身の肩書を守るために弱者(一般人)を手玉にとったかにみえて、じつは弱者のほうがその上をいく罠にかけて手玉にとっていた、という胸のすくエピソードでした。 櫻井武晴さん、いい仕事っぷり!

相棒4第10話「殺人生中継」ネタバレ 竹井みどり出演
新人アナウンサーの八木沼リカ(宮地真緒)が天気予報を伝えるさなか、生放送している社屋のテラスに女の悲鳴がひびく。リカがスタッフとともに階下の仮眠室に向かうと、人気アナの綾瀬圭子(東風平千香)が胸を刺されて死んでいた。犯人はまだ建物内にいるとみて、テレビ局を封鎖しての捜査がはじまる。
相棒4第8話「監禁」ネタバレ 佐藤江梨子が相棒に初出演
後ろ手にイスに縛りつけられた亀山。 大きな窓から月明かりの差し込む半地下の廃屋に、とつぜん着信音が鳴り響く。闇の中から現れた、およそこの場所には不釣り合いのオシャレな服装の若い女(佐藤江梨子)が、亀山の胸ポケットからケータイをとりだした。 そして床に置くと、ハンマーを振り下ろして叩き壊す。
相棒4エピソード一覧(副題/視聴率/脚本/監督/放送日)
相棒4エピソード一覧(副題/視聴率/脚本/監督/放送日) 2005年10月12日~2006年3月15日まで放送された「相棒4」のエピソード一覧。第4話・第5話は連続エピソード、第11話は正月SPです。第19話に月本幸子、初登場! 最終話で亀山薫&美和子が入籍
『相棒』シーズンごとのエピソード一覧
『相棒』のシーズンごとに、各エピソードの副題/視聴率/脚本/監督/放送日を一覧にしました。プレシーズン~シーズン19まで完成。

相棒4第9話「冤罪」みどころ

見た瞬間に

「うさみちゃん目でかっ!」
と叫んでしまう室園弁護士役、一色彩子さんの目。

なぜそう感じるのかよく観察すると、白目のみえている部分が広いという結論に至りました。 整形で目頭を切開したりすると、そういう印象うけるんですかね?(個人の感想です)

「う~ん、う~ん」

畳をひっくり返そうと、うなる右京さん。
「あの、(ひっくり返したい畳に)乗ってたら上がりませんけど?」
「これは失礼」
薫ちゃん、ナイスつっこみ(笑)。

このころの右京さんはテンションの低い真顔でときおり、とぼけたふるまいをみせるのがよかった。 カイトくんが相棒になったくらいから、いかにもな演出になってドラマの作りがライトになったのは、時代の要請ですかねえ。

沸騰した鍋にフタをすれば

右京「吹きこぼれるかもしれません」
小野田「それならまず、火を消すのが先かな」
右京「はい?」
小野田「僕が思うに火元は、君らじゃないかしら?」

立場によって異なる見解が激しくぶつかりあいます。 正義(真実の公表)と組織のメンツ(隠蔽)のせめぎあい。 このへんのバランスをとるのが、小野田官房長はバツグンでした。

右京「本気でおっしゃってますか?」
小野田「世の中には火を止めたあとも、フタを開けてはいけない鍋があるんじゃないのかな」

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